「デパコス」学生にとっては、憧れでもあり、ちょっと怖くも有りという感じではないでしょうか?
大学生の娘は普段どちらかと言うとシャキシャキしてるほうです。なのにこの未知の体験ゾーンに関してはちょっと違うようです。
ある日娘が、
「リップ(口紅)を買いに行きたいんだけど…。今までみたいなプチプラじゃなくて、デパートのブランドのを見たい…」
私、
「いいんじゃない。やっぱり発色とか全然違うよ~」
娘、
「うん、でもなんか行きにくくて… なんか怖いし… ビューティーアドバイザーの人が寄ってきたら、勧められるまま買っちゃいそうだし。」
珍しく怖気づいてる…(笑)
でもポイントをちゃんと押さえて行けば、デパコスも怖いところではなく、楽しい夢の有る空間になりますよ。
デパコスが怖い理由は何?
娘に聞いてみると、
- カウンターや売り場に近づきにくい。
- ビューティーアドバイザー(BA)が綺麗過ぎて緊張する。
- お洒落な恰好してないと相手にされなそう。(地味に傷つく)
- 買うためにどんな手順で進めていったら良いかわからない。
- 試してみたいけど、気に入らなくても買わないといけなくなりそう。
2番に関しては、確かにデパコスのアドバイザーさんて「美の完成形」みたいな人多いですよね。見当はずれな質問したら苦笑されて終わりみたいになりそう。思い込みでしょうけどね。
3番に関しては、デパコスは洗練されたお洒落上級者が利用するものと思ってしまうんでしょうね。まだまだ発展途上の娘としてはどんな格好していったら良いのか悩むみたい。
そしてこれが1番の怖い要因かなと思うのは5番です。
デパコス怖いと思わなくなるポイント その①
ズバリ!最初はお母さんを引っ張って行ったらどうでしょう?(笑)
安直な方法ですみません。
それにこれはポイントというよりは手段って感じですね。
でもウチの娘はこの方法で、3回目には1人でコスメイベントに参加するまでになりましたよ。
確かに若い時は、デパコスって敷居が高い気がするものです。ハイブランドも多く、店頭で化粧品を手に取ってみるのも気が引けて…
行くだけ行ってみても、遠巻きにウロウロするだけで終わっちゃうかも…
かなり葛藤が有ったみたいです。
私が一緒なら少なくともただの冷やかしとは判断されないかなと思います。
「試したいけど断れないかも」といった心配も無用です。ね!(いざとなれば、私が口添えします)
ということで、冒頭にお話した通りの状況で一緒にデパコスカウンターに行き、初めて買った時のお話がこちらです。
このリップ、周りの反応もまあ良かったみたいです。
今までのプチプラリップとは格段に違う発色の良さ、付け心地に一回で魅了されました。
デパコス怖いと思わなくなるポイント その②
買いたいものを明確にしておくことですね。
娘の場合は、
リップ ー 秋らしい落ち着きの有る色味、マットな感じではなくツヤ感の有るタイプで、ベージュ系、肌色が映えるもの。
といったコンセプトを持っていました。
ここまで明確ではないにしても、「何となく…これといって考えてない」では、BAさんも具体的なオススメがしにくいので、忙しければ他のお客さんの方に行ってしまうかもしれませんね。
そんなことが有ると、疎外感というかガッカリする気持ちから「BA怖い…」みたいに感じるかもしれません。
「何かお探しですか?」の声掛けをチャンスと思い、欲しいものを伝えたら良いと思いますよ。相手はプロなので、自分では気付かなかったけど「意外に似合う」とか「見つけられなかったけどわりと好み」といった思った以上のコスメを選んでもらえるかもしれません。
デパコス怖いと思わなくなるポイント その③
メイクと服装は華美じゃなくても少し意識した方がよさそうです。
色あせて着古した感の有る服は止めましょう。(言うまでもないかもしれませんが)
メイクもそこまで気合入れなくて良さそうですが、「美に対して興味が有る」という事をふんわりわかってもらえれば、そんなに場違い感は無いのではと思います。
私も若き日を思い出すと同じようなことを感じ、デパコスデビューは20代後半という遅さでした。(笑)
メイクも髪型も服装もオシャレじゃないと馬鹿にされそうな気がしました。(実際はそんなことないのでしょうけど)
「いやあ買わないでしょう? ていうか似合わないでしょ!」
なんて思われてやしないかと勝手に気をまわしたものです。(笑)
実際に買った一部始終
今回は2回目のデパコス体験ですから、娘も少し初回よりは緊張も少ないようです。
リップのコーナーでいいろいろ楽し気に物色していました。後ろに私が着いていますから安心感が有ったのでしょう。
3つのブランドで候補が見つかりました。でも口紅って手の甲に付けた色味と実際に唇に塗った感じは違う場合が有りますよね。
初めての時は唇に試し付けをしないまま買いました。それでも思ったとおりの発色で満足していましたが、今回はもっと欲が出たようです。まあ迷ってしまって決め切れなかったからでも有ります。
前回買ったシャネルと初挑戦のMAC、そしてディオールが候補でした。
MACで最初に唇への試し付けをしてもらいました。
タッチアップして貰ったら断れない?
きれいなアドバイザーさんです。腰に巻いたメイク道具ベルト?から鮮やかに手際よく道具を操ります。リムーバーで付いていたリップをふき取り、リップベースを塗り、試したい口紅を塗ってくれます。
付けてみるとたぶん思った色では無かったのでしょう。
「如何ですか?」
アドバイザーさんに問われ、即答出来ない娘の様子に私から
「有難うございました。ごめんなさい。少し思った感じと違ったみたいです。他のも検討してみて良いですか?」
と助け船。
「はい、どうぞ。いろいろご覧ください。」
笑顔を崩さずそう言ってくださいました。感じ良かったです。
洋服だって試着したから買わなければいけないことは無いですよね。確かにさんざん何枚も試した挙句、何も買わず散らかし放題というのはマナーに反しそうですが…
多分次からは自分で言えるんじゃないかと思います。
手間をかけて頂いたのにお断りは心苦しいですが、気に入らない場合は断った方が良いですよね。後悔しますから。
ただ、この時塗ってもらったリップベースが気に入ったらしいので、こちらだけ買って帰ることにしました。
こちらです。
甘い香りがします。滑らかに伸びて、少しスーッとするそうですが、刺激が有るという程ではないようです。
2番目にタッチアップして貰ったブランドで決定
結局この日はディオールのリップに決定しました。
こちらです。
ルージュ ディオール 219番
ベージュ系の肌色に溶け込む綺麗な色です。
価格は 4,200円(税抜)
例によって、唇に実際に付けた写真は本人がNGというので、わかりづらい写真ですみません。
綺麗な色なのに下手な写真のため、伝わらないのがもどかしいです。
こちらのアドバイザーさんも手際よく、説明もなめらかにされてました。
2つ気になった色が有ったので、両方試しました。その度にリムーバーで落とし、ベースを塗り、リップを付ける手間をかけてくれます。
手つきが鮮やかで流石ですね。お客さんが多いですから、おっとりとはしていられません。混んでるときはそれはすごい状況です。
娘が大学生と知り、「今度メイクイベントが有るので参加しませんか」とお誘いが有りました。
今回買った種類とは違いますが、新作のリップが発売されてそのイベントらしいと娘が言っていました。
なんと参加すると返事をしていました。
「今リップ買ったのに?」
驚く私。
1人ではデパコスカウンター行けないと言っていたのに…
この2回買った経験が彼女を積極的にさせたのですね。
ほんのりとした憧れが現実的な欲求に変わったのでしょうか。
やっぱり女の子ですね。
デパコスは華やかです。綺麗です。品質も素晴らしい。ステータスも有る。
20歳の彼女のコスメへの開眼といったところでしょうかね。眩しいです。
「イベント行って、いろいろアドバイス受けたらいっぱい買っちゃいそう!」
嬉しそうに話していました。
長くなってしまいましたので、メイクイベントに行ったお話はまた次回に。
その時メイクをして貰った状態で大学の友達に会ったら羨ましがられたようです。
やっぱり皆興味有るんですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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