1月14日は成人式でしたね。我が家の娘も成人を迎えました。
お天気も穏やかで良かったです。
ただ、当日の美容院の時間を早く予約していたため、4時起きで、本人は大変だったと思います。
成人式の式典は11時からなのですが、なんと美容院の予約が朝の5時です。
着付けやメークに2時間ほどかかるとしても7時ごろには支度が出来上がります。式典までの4時間をこのままで待機しないといけません。
もちろん家で待つわけですが、動きが制限されるので、ゆっくりくつろいで待つという訳にもいきません。
成人式の当日の美容院の予約は慎重に!
以前成人式の振袖の予約をしたことをお話しましたが、何も下調べをすることなく行くと失敗してしまうなとつくづく思います。
最初は何軒か様子を聞いてみて予約をしようと思っていたのですが、記事をご覧頂くとわかるかと思いますが、その場の空気に飲み込まれ、その場で予約をしてしまうことになりました。
これは2年前のことです。まわりからも予約するなら早い方がいいよと言われていたので、こんなもんかなと決めてしまったのですが…
大都市などでは、ホテルや大きな会場に振袖レンタル業者と成人式の出席者や保護者が集まり一斉に支度をするのかなと思います。
その場合その地域の成人式の時間や場所に応じて時間の調整もされているでしょうから問題なさそうです。
ただうちは小さな地方都市。大会場で一斉にというわけではなく、レンタル業者が提携している美容院の中から最寄りのところを選び、当日はその店に振袖が届けられていて、着付けをしてもらうというシステムです。(うちが予約したところはそうですが、別の会社だとまたシステムが違うかもしれないのでご了承くださいませ)
当日の美容院予約、こんなに早く埋まるなんて!
振袖レンタルをした時に美容院の予約も同時に行うことになっていたので、予約時間表の中から選びました。
6時台、7時台はもうすでに埋まっていて、5時台かあとは8時半以降でした。
8時半にしようとしたら、
「支度にけっこうかかりますし、会場への移動も有りますから、この時間では遅いかもしれませんよ。」
的なことを言われました。なるほど、8時半が埋まらずに残っているのってそういうことなのね…
ただあまりに早い時間です。式典はおそらく10時とか11時くらいではないかと思うので、そんなに早くから起きて支度したのでは、本人が大変過ぎるのではないかと。
迷っていると、
「今でこの状況ですから、早く押さえておかないともっと遠い美容院でのお仕度ということになってしまいますよ。」
と言われました。そんなのもっと大変だわと焦って予約をしてしまったのです。
知らないってコワイですよね。今考えればもっと良い方法が有ったかもしれないのに。
だってまだ2年前ですから、他の業者さんもあたって丁度良い当日のプランを考えるべきでした。
その時は、
「そんなもんなのかな。」
「ちょっと早くて大変だけど、一生に一度のことだし仕方ないか。」
「もっと早く予約をすればよかったな。7時台の予約の人はいつごろ予約したのかしら。もっと早く考えればよかったな。」
などと思いました。
いよいよ成人式はもう目の前!不安が大きくなった。
そしていざ成人式の日がすぐそこにやってきた時点で、娘がモーレツにブーイング!
予約の時点では着物なんて着たことないし、全く実感がなかったので、
「ちょっと朝早すぎるな… 起きれるかな… 1日しんどそう。」
くらいの意識だったようです。
でも去年の秋に前撮りをした時に初めて着物を着て、その苦しさを知ったのです。
着崩れしないようにきっちり締め付けますから、慣れないと当然動くのさえ不自由に。
撮影の間だけの短い時間でさえ、「早く脱ぎたい!」とぼやいていた彼女。
「成人式が始まるまで、私持つかな…」
と早くも弱気です。
「スーツでも良かったかな…」
今さらです。
う~んせっかくの成人式。晴れの日に本番で疲れきった状況で出席するのって何だか可哀そう。
もう少し事前にいろいろ調べてから準備をしてあげれば良かったと思わないではいられませんでした。
費用にしても、写真館などで当日のレンタルサービスと記念の写真をアルバム仕様にしたものをセットで、もう少しリーズナブルな価格でも出来たようです。
職場での一部の人の話を小耳に挟み、皆何十万円もかけて成人式の支度をするものなのだと思い込んだのもいけなかったですね。
それが相場だと勝手に思っちゃったわけです。
それでも娘が喜んでくれるなら、親としては費用はどれだけかかってもと思うのですが、美容院の予約時間のせいで、かなりの苦痛を強いることになりそう…😿
大切なことはやはり充分下調べをして決めるべきですね。
成人式当日はどうだった?
朝4時起床。食欲が無いと、ココアだけ飲み、顔を洗ってベースメークをしました。
前開きの服を着てきてくださいとのことで、その通り支度を整えると出かけて行きました。
かなり眠たそうでした。
振袖一式は美容院に届けられているのでその点は楽でしたね。
7時ころ着付けを終えて戻って来ました。パッと家の中が華やぎました。やっぱり色鮮やかな振袖姿は圧巻ですね。
もっと遅い時間だと通勤のために出かける人たちとかち合って恥ずかしいかもと言っていましたが、大丈夫だったようです。(笑)
「苦しい~」ソファにも浅くしか腰掛けられず、いつもは猫背気味の背筋は伸びた状態でそれだけでも辛そうでした。
ただ、思ったより顔が、表情が言葉とは裏腹に嬉しそうなんです。
4~5日前の文句を言っていた顔とは明らかに違う晴れやかな表情。
ああ着物ってこんなに気持ちを揺さぶるもんなんだなと改めて思いました。
親としては、この苦しさも1つの経験として、
「成人式、めっちゃ着物苦しかったけど、みんなと会えたし、スーツとかいつでも着られる服じゃなくて、着物にしてやっぱり良かった~」
と言ってもらえたら嬉しいわけですが、言わなくても娘の満足げな表情にその想いを感じ取れた気がして、涙が出そうになりました。
一生に一度の想い出が苦しかっただけなんて悲しいですからね。
いよいよ式典会場へ出発!
トイレもままならずという感じだったのが、時間が経つにつれ慣れてきたようで、動きもちょっとずつ良くなってきました。(笑)
交通規制などの影響を考え、9時過ぎに主人の車で出発。式典会場の近くで一緒に参加する友達と落ち合うとのことだったので、かなり手前で降ろしました。
実際会場の傍までは車は乗り入れできないよう規制がかかっていました。
お天気も良く、晴れやかな新成人の波に娘の後ろ姿を見ながら感慨深かったです。
実はなんとなく、娘があまり振袖を着ることやアルバムの制作に乗り気ではないように感じたことが有りました。私が前撮りの撮影時やアルバムの写真を選ぶ時に本人以上にはしゃいでいるのを見て、本音は違うけど私のために合わせたのではないかと。
でも当日の娘の控えめながら嬉しそうにしているのを見て、本当にほっとしました。
クールであまり表情をほころばせない彼女が、式典の会場に実際行ってみて「振袖にしてよかったわ」とぽつりと言いましたから。
式の翌日にサプライズが!
娘からの感謝のハガキが郵送されてきたのです。(レンタル店のロゴ入り 笑)
事前に用意してあったんですね。レンタル会社のサービスの一環です。娘の直筆で親への感謝のメッセージでした。いろいろ書いてありましたがやはり、
「今まで育ててくれて有難う。」
この1文だけでも目が潤みました。
さすが専門業者!細かいところまでよく考えています。
このように実際経験してみて、いろいろ総合して考えたら、レンタル専門店の高い費用にはそれなりの価値が有るということですね。
最後に
成人式の振袖レンタル予約の顛末記と、その後の前撮りの実践記、そしてこの度成人式当日の様子などいろいろお話をしました。
振袖レンタルをお考えの方に私がお勧めすることは、
- 当日は美容院で支度をするなら、出来るだけ早い時期のご予約を。
- 一ヶ所で焦って決めることなく、複数のレンタル会社を比較。
- そのためには、システムや振袖の品揃えなどのリサーチは保護者だけで行くのも一つの方法。
- レンタル専門店だけでなく、写真館などもサービスが有るのでいろいろご検討を。
経験から感じたことをあげてみました。
費用をかけるから良いというのではなくて、人それぞれ価値観も違います。
スーツやドレスも素敵ですよね。
大事なのは本人の気持ちと希望だと思います。うちの場合は私が舞い上がって突っ走っちゃった感が有りますが、結果はこのような感じで取りあえずは喜んでくれたみたいです。(笑)
以上ドタバタ記ですが、今後ご検討される方のご参考になればと思います。
最後までお読みいただき有難うございました。
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