外出時、子どもの泣き声が響きわたると「うるさい!」と思われるのではないかと、気にするママさんは多いかと思います。
そんなお母さんを、電車内で優しく救った女性の様子をマンガ化したエピソードが、ツイッターで最近話題になっているようです。
そこで私も以前、郵便局でそっくり同じようなことを目撃したことを思い出しました。
私も含め、子どもの泣き声をうるさいと思われそうで、パニックになってしまうママさんに優しく接する方法を、あらためてこの時のエピソードから考えてみたいと思います。
子供の泣き声が響きうるさいと感じる狭い郵便局
以前の目撃談は以下の通りです。
今日は郵便局でお見かけした素敵な方のことをお話します。
そこは小さな郵便局なのですが、この日はかなり混雑していました。
番号札のない郵便物の受付けの前には人がかなり並び、先頭に小さな、そうですね2歳にはまだなってなさそうな娘さんを連れた女性が、局の人と話をしていました。
どうやら用意してきたゆうパックのそのパッケージで送れるもののサイズが規格に合わなかったらしく、もう梱包もして出すだけになった状態ですが、外身を変えるか、中身を減らすかして調整しないと受け付けられないということのようでした。
そのまますぐ用が足せると思っていたらしき女性は困惑した様子でしたが、仕方なく調整を始めました。
係の人と話している間はまだなんとか大人しくじっと立っていた女の子でしたが、梱包を慎重に開け始めたお母さんのかたわらで、ついに泣き出しました。人が多すぎるというのもあるでしょうが、まだ何といっても小さいお子さんですから、飽きてしまったのかもしれません。
どうしても今出さなくてはならない郵便物のようで、お子さんが泣くと抱き上げてあやし、おろして作業を続行、また泣き出して抱き上げるの繰り返しです。
当然作業ははかどらず、じれた小さな女の子の泣き声が狭い郵便局内に高らかに響きます。周りの人の視線を感じ、「うるさいと思われているかも…」と、かなり困っているようでした。
いつの間にかその女の子を抱き上げた御婦人
どこからともなく来られた(局内ごった返してたので)ご高齢の女性が再度ぐずり始めた女の子をヒョイと抱き上げました。驚きながらもお礼を言う若いお母さん。そして申し訳なさそうにしている彼女の気持ちを察してか
「いいのいいの、こういうことはお互い様だからね。出来る人がちょっとお手伝いすればいいんだからね」
笑顔で事も無げにおっしゃいました。そういう風に言ってもらえると受ける側は気持ちの負担が少し軽くなると思います。
素敵な方だなと思いました。
小さなお子さんを連れていると大変なことも有ります。
私も娘が小さい時、やはり郵便局の人とのやりとりが長引いて、気づくと娘の鳴き声がし、振り向いたらベビーカーから落ちていたということが有りました。泣きじゃくる娘を抱き上げてあやしながら、知らん顔の郵便局の窓口の女性の対応には少し腹が立ったものです。まわりのお客さんも心なしか迷惑そう… 「大丈夫?」と声を掛けてくれる人はいませんでした。 もう遥か昔のことですが…
電車の中やお店など、小さなお子さんを一人で連れていらっしゃるお母さんは少なからず困った経験が有ると思います。そういう時にこの御婦人のように躊躇なくさっと手をさしのべてくださるとほっとするものです。そういうことが気負うことなく出来る人でありたいなと思いました。
最後に
正直この時、気にはなったのですが、私も荷物の送り状を書いて荷物を持って並んでいたので、お子さんをあやしてあげることが出来ませんでした。でもこれは言い訳かもしれません。どう声をかけようかと迷っているうちに何もできずに終わったということです。
良いと思ったことは考える前に行動する。見習いたいと思います。
最後までお読みいただき有難うございます。
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