シグナル日本版ドラマ最終回どう見た?韓国版も見て内容を少し補足。

全10回見終わりましたね。

録画していてまだ見てない方にはネタバレになりますのでご注意下さいね。

 

ほぼ皆様、過去が変わって大山刑事(北村一輝)が助かると推測されたと思います。

私もそうでした。

ただ、傷を負いながら岩田係長(甲本雅裕)と元暴力団員の岡本に追い詰められた時は少しドキドキしました。

銃声が響き岩田が周りを固めた刑事たちに腕を撃たれたのだと知り、なるほどと…。

ちゃんと手は打っていたんですね。

 

「無線機で自分を説得してくれ」

過去に交信をした際にそう言い残して通信が切れた時が有りましたが、実際に大山刑事と無線で話し「病院へ行ってはいけない」と説得したのは三枝健人ではなく桜井刑事(吉瀬美智子)でした。

それでそこで命を落とすはずだった大山刑事は死なずに過去が変わったのです。

現場には他の刑事とともに桜井刑事も来ていて、皆が中本刑事部長を捜しに行ったあと駆け寄ります。もちろんこの時の桜井刑事は一連の経緯を知りません。

でも大山刑事は桜井刑事のおかげで助かりました。

「ありがとう」そう言いながら彼女を抱きしめます。

 

ここでハッピーエンドかとなんとなく思いましたが…

三枝健人(坂口健太郎)の兄は結局助からなかったので、ハッピーエンドはおかしいけれど、中本刑事部長が失脚し、真相が明るみに出て兄の無実や自殺ではなかったことなどが究明されました。

 

で、その後の話になっていくのですが、短い時間で一気に話がまとめられていったような気がして、見終わった後少しキョトンとしてしまいました。

え、助かったはずの大山さんはどこ行ってしまったの?最後のこの病院はどういう経緯からきてるの?などと少しモヤッと感が…  私が鈍いだけなのでしょうか?

 

三枝健人が亡くなったはずなのに、パッと目覚めて、そこは自宅のベッドです。

警察手帳を見ると、長期未解決事件捜査班の刑事ではなく、元の交番勤務の巡査に戻っています。

署に行ってもキム兄たちからは「どちら様?」と言われ、桜井刑事の姿もありません。

 

このあたりの経緯や三枝健人宛に封書が三枝の母親に大山刑事から託されていたこと、今も桜井刑事は大山刑事を探していること、桜井刑事がちゃんと三枝健人を覚えていたことなどは、ほぼ韓国版と同じです。

 

韓国版は最終回まであと3回ほど残した回まで見ていたのですが、我慢できずに最終回を先に見てしまいました。

 

ややこしいので、韓国版の説明も日本版の役名でいきますが、大山刑事は中本刑事部長を追って、廃倉庫で2人は対峙します。

当時の三枝健人の家に大山が謝罪に訪れた時、帰る大山に健人(当時まだ子供)から涙ながらに「有難うございました」と言われ、本当の悪、中本刑事部長のバックにいる権力とカネの力で弱い立場の者を踏みにじる者たちを捕まえなければ、同じ悲劇が繰り返されると彼は考えたのでした。

そんな大山のことを中本はあざ笑います。「警察も検察も大統領さえ簡単に手が出せない大物にお前などが立ち向かえない」と。

そんな中本に大山は汚職事件のフロッピーディスクを渡すよう迫ります。例の高級住宅街連続窃盗事件で真犯人が盗んだダイヤと共に入っていたフロッピーです。

「抜け目のないあんたならコピーを取っているはず。」

そこへ同じく真相の発覚を恐れて中本を追っていた黒幕の手の者が大人数で襲ってきます。

大山も中本も抵抗しますが、中本は結局その場で殺害され、大山は中本の荷物を持って危機一髪車で逃げます。

 

そうして大山は中本殺害の犯人として追われ失踪したこととなっているのでした。

 

母に託されていた封書の消印の郵便局を訪れ付近を捜索していた三枝は、近所の店で同じく大山を捜す桜井刑事と出会います。

彼女は大山失踪後1度かかってきた無言電話を大山からだと気づき、番号からその店の近くの公衆電話からだったと突き止め、付近をずっと捜しているのでした。

喫茶店で2人は大山のことを話します。若干の違いは有りますがこのあたりもほぼ両国版とも同じです。

ただ韓国版ではどうやら大山の父親が支援のもと、どこかの病院に大山は潜伏しているのではといった推測が出ます。

そしてこれは日本版には無かったと思いますが、桜井刑事は数日前にあるメールを受け取っていました。

「2月5日、ジョンヒョン病院に行くな」

すみません。病院名少し違っているかもしれませんが…

2人は自分たちが大山を助けるために以前○○病院へ行くなと無線機で伝えたことを考え、この病院に行けば彼に会えると推測します。

何か事件が有るかもしれないし、大山に会えるかもしれない。

2人はそれぞれの想いを胸に車を走らせるのでした。

この車で向かうシーンは両国版とも同じですね。

ただ韓国版では追手が大勢病院に車で乗り付け、病院を駆け回って大山を捜す様子が同時に映し出されます。

いったいこの結末はどうなるのか…  手に汗握る展開ですが残念ながら結末はわかりません。

日本版と同じ終わり方だからです。

病室でベッドから立ち上がる男性の後ろ姿。ゆっくりと振り向き大山であることがわかります。その背後に無線機。そしてその無線機が点灯しザザーとノイズが入るところで終わります。後は見終わった人の想像にお任せしますってことでしょうか?

このラストシーンの評価は皆さまそれぞれお持ちかと思いますが、私の見終わった全体の感想としては、この「シグナル」なかなか面白かったです。

年代が前後するので、見てて混乱する時も有りましたが、一つ一つの事件のストーリーが興味をひく作りでしたし、主人公がプロファイラーなのでそのプロファイリングの過程の話も面白かったです。

そもそもバッテリー切れの無線機で過去と現代の刑事が繋がり事件を解決していくという奇想天外過ぎるストーリーです。でもその奇抜さだけを前面に押し出すのではなく、それぞれの人間性に引き込まれます。

大山刑事の大きな権力に立ち向かう正義感とぶれない刑事としての使命感、三枝健人の兄の事件の真相を暴きたいというひたむきな心、もちろん悪を許さない正義感も持っていますね。

そして桜井刑事の1人の人を長い年月片時も忘れることなく想いつづけ、待ち続ける強い愛。

良かったです。

 

最後までお読みいただき有難うございます。

 

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