日々暮らしていれば、それなりにストレスって溜まっているものなんですね。
自覚は有りませんでしたが、ある日職場で突然涙が出る…といった症状に。
自分では止めようがなく困りましたが、実はその後の仕事はスムーズに!
不思議でしょ?
「涙はストレス解消に有効だった」
と感じたお話をしてみたいと思います。
訳もなく涙が出るって深刻?
ストレスのあまり、急に涙が出るってなんだか、もう限界で鬱手前!って気がしますよね。
多分私もそんな症状が自分以外の人に起きたならそう思ったかもしれません。
お客様対応のオペレーターとして働いていると、毎日様々なストレスにさらされます。
何度かお話しましたが、理不尽に怒鳴られることや、のらりくらりと責められることも…
誠意をもってお話させて頂いても、一度こじれると、なかなか理解して頂けないことも有ります。
今に始まったことではないので、今さらそこまで動揺しません。
ただこんな事が続いたりすると、さすがにため息がつい出てしまいます…
でも次のお客様がお待ちですから、気持ちを立て直し、業務を続けます。
ただ、こんな辛いことだけではなく、中には、お話が終了した後、
「ご親切にありがとうね。」
「忙しいでしょうに、何度も聞いてしまってごめんなさいね。」
「助かったよ、有難う。」
こういったお声を頂くことも有ります。
優しいお気持ちに触れると気持ちがほっこりします。
そんな時には仕事のやりがいを感じるものです。
直接多数のお客様とお話する機会がある私達は、こうしてダイレクトに「お役に立てた」感を肌で感じられます。
その反面、厳しいお声も直で浴びせられます。気持ちを強く持っていないと心が折れそうになります。
20年近く働いて、慣れてるはずなのにストレスは…
「もう何年もこの仕事に携わっているのだから、慣れているだろう。」
「こういった状況は織り込み済み。」
頭ではわかっていても心がついていかない…
お気持ちを鎮めて、また御縁を繋いでいただくことも私たちの大事な仕事です。
なのにこちらが腹を立てたり、憤慨してはお仕事になりません。
溜まりますとも!ストレス!
今日もあるお客様との対応にとても苦慮しました。
なかなか誠意が伝わらず、お気持ちを鎮めることが出来ず、無力感を感じました。
その方との対応が終了し、その後です。
いつもと違う異変が…
何故かすぐに次のお客様と対応することが出来ず、スイッチをオフにしてしまいました。
(ほんとはそんな勝手はいけないんですけど…)
しばらく呼吸を整えようと、座ったままじっとしていました。
その時どうしようもなくこみ上げてくるものが…
みるみる涙が溢れ、目に一杯に溜まってしまいました。
「え…」
泣きたいと意識したわけではなく、いきなり溢れてきたものを、自分ではコントロール出来ません。
慌てて席を立ち、トイレに駆け込みました。泣いているのを気づかれないようごまかしながら、休憩をもらって。
老眼鏡をかけて仕事をしているので、流れた涙は指で拭い、少し目は赤くなりましたが、レンズで上手く隠せたのでしょう。伏し目がちに「咳が止まらないので…」と言い訳をして離席させてもらいました。
そこまで強いストレスだとは思わなかったのに…
正直、その直前のお客様とのやりとりは、そんなに特別ショックを受けたというものではなく、「よくあるケース」でした。すぐには立ち直れないくらいのダメージではなかったのです。
何故急に泣いてしまったのか、自分でも不思議です。
考えられるとすれば、気づかないうちにストレスが蓄積していたんですね。
1つ1つはそれほどでもないと、自分では感情をコントロールしていたつもりでした。
でも体は正直です。
「もう、あんたストレスいっぱいいっぱいだよ~!」
って教えてくれたんですね。
コップに少しずつ水を入れて、毎日少しずつ入って、フチまでたっぷり水が溜まって、もう表面張力で辛うじてこぼれない、そんなギリ頑張ってた状態だったのかなと思います。
それがほんの一滴落としたら溢れちゃった…
コップの水なら一滴たらしたくらいでこぼれる量は知れてるけど、人間のストレスからくる感情の波は、一滴が誘い水のようにどんどん溢れこぼれてしまったということでしょうか。
職場で泣いてしまうなんて信じられない
いい年してこんな報告お恥ずかしいです。
でもやっぱり生きていれば、年齢に関係なく様々なストレスに見舞われます。
ストレスは馬鹿に出来ません。病気の引き金になったりもしますからね。
でも今日、不覚にもトイレで泣いてしまいましたが、涙が止まった後、少し何かが軽くなった気がしました。
素早くお化粧を直し、仕事に戻りました。
嗚咽するほどの泣き方ではないし、冷静にファンデの崩れを修正出来ましたよ。(笑)
おそらく私の異変に気付いた人はほぼいなかったと思います。
涙には気持ちを鎮める成分が有るらしい
何かで見た記憶が有りますが、「泣く」ってストレスを逃がすのにけっこう有効な方法みたいですよ。
ストレスは自律神経を乱しますが、バランスを元に戻す神経物質に「セロトニン」が有ります。
このセロトニンが人が涙を流す時に分泌されるのだそうです。
分泌されたこの物質によって心がリラックスし、気持ちが落ち着くのかもしれません。
ストレスの幾分かは涙という液体に溶けて体外に排出されたってことですね。
50代でもストレス緩和に泣くってアリだと思います
50代であろうと60代であろうと、仕事中であろうと(仕事に重大な差し支えが有ってはいけませんが)泣くことを恥ずかしいと我慢し過ぎなくても良いんじゃないでしょうか。
体がサインを出しているならその通りにするのが、健全に暮らす方法でも有るのかなと思います。
ほんとはね、泣いた時は気恥ずかしくて、自己嫌悪を感じたんです。
トイレで涙を拭いながら鏡に映る顔を見て、
「仕事場で何してるんだ!」
と思わずにはいられませんでした。
でもそっとデスクに戻って、何事も無かったように業務を始めると、スムーズに声も出て、いつもよりお客様へ伝えるべき言葉もすぐに出てきて、すごく良い感じでした。
なんか「スッキリした」っていう感覚で仕事がやりやすかったんです。
「ああ、ストレスが解消したんだ」という感覚ってこんななのかなと思いました。
日々、暮らしていれば、仕事に限らず様々なストレスは溜まるもの!
だからって病気になんかなっていられません。
ストレスがコップ一杯、満タンになったら無理せず外に出して、上手に付き合っていくしかないですね。
というわけで、ストレス溜まって体が涙のサインを出したら、我慢せずに泣いちゃおう!という提案でした。(笑)
泣くことを恥ずかしいと思い過ぎると今度はそれが新たな気持ちの負担になってしまうので、あまり気にしないほうが良いみたいです。
ストレスフリーで健全な心と体を守りましょう!
最後までお読みいただき有難うございます。
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