亀梨和也主演「ファイナルカット」 初回を見て思ったこと。

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こんにちは。

 

昨夜 「ファイナルカット」始まりましたね。

いつもは忙しくて、連続ドラマも録画して休みの日にゆっくり見るということが多いのですが(家族はリアルタイムで見ています)昨日は私も一緒にリアルタイムで見ました。

 

 

一部ネタバレになっているかと思いますので、まだご覧になってない方はご注意くださいね。ちょっと間空けますね。

 

 

 

 

 

初回はまず12年前の事件と報道、追い詰められていく母親の様子とその果ての悲劇を描いています。

主人公中村慶介(亀梨和也)の母が追い詰められるきっかけとなった当時のワイドショー番組の「ザ・プレミアワイド」の関係者や捜査関係者、真犯人のカギを握る姉妹。ひととおりの登場人物が披露されました。

 

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12年たっても変わらぬメディア戦略

慶介は幼馴染みで協力者の野田大地(高木雄也)とメディア被害者の相談を受けるサイトを運営しています。

その中のある相談者が、娘の心臓移植の募金を集めるために「ザ・プレミアワイド」の取材を受けたが、内容を勝手に編集され、まるで病院がひどい扱いをしているような真実ではない報道をされ困っていると知ります。実際には病院やそこの医師をはじめスタッフにも感謝しているのに報道のせいで迷惑をかけてしまい、プロデューサーの井出正弥(杉本哲太)に訂正と病院側への謝罪を求めますが、逆にせっかく集まった募金に悪い影響が出るかもしれないと脅かされてしまいます。

なんら変わらない報道実態を繰り返す彼がファイナルカット=公開されると人生を終わらせてしまうような映像を突き付けられる最初のターゲットとなります。

 

ところでこの報道における「印象操作」「情報操作」を扱った作品を一つ思い出しました。

2000年の映画「破線のマリス」です。

黒木瞳主演で、彼女はテレビ局の映像編集者で視聴率を上げるためか、虚偽報道すれすれの映像を巧みに取材テープの中から編集し、上司のチェックをすり抜けるため番組放送直前に放送ディレクターに届けるという手法を使い、周囲からも反感を買う人物です。        そんな中、ある陰謀でそうとは知らず、その策略に踊らされた彼女がやはり印象操作を行った映像が流されます。そのため、まるで容疑者であるかのように報道され、人生を狂わされた郵政官僚(陣内孝則)に謝罪を求められ付きまとわれるようになり、彼女も次第に追い詰められていきます。最後悲しいどんでん返しが有り、哀しい余韻が残る作品です。

この本来の映像の前後を意図的に切り取ったり、違う部分に挿入して視聴者に間違った理解を誘導する編集をしている部分がとても共通しています。この作品を見た時にも感じましたが、情報操作の怖さ、自分がもし操作された報道でほんとのことをわかってもらえない立場に陥ったらと思うとぞっとします。

破線とは確かテレビ画面にたまにノイズのように波型に入る線のことを言ってたと思います。マリスは悪意です。テレビ映像に潜む悪意といったところでしょうか。かなり前に見たので定かではないですがこんな意味だったと思います。

以上、余談でした。

お話を戻しましょう。

 

藤木直人の演じる人物像が興味深い

単なる司会者とは明らかに違う狂気めいた性格を感じさせるような設定になっています。

ファイナルカットを突き付けられた井出が、それを回避するために、病院側への謝罪をしたこと等を司会者百々瀬塁(藤木直人)に申し出るシーン、激高してトロフィーを何度も机に叩きつけ、激しく井出に詰め寄ります。凍り付く他のスタッフたち…

「この俺に今度そんな薄っぺらい記事を読ませたら今度こうなるのはお前だ!」とトロフィーに目をやります…

ほんとに怖いのがその後…  着席した彼は正面に向き直り穏やかな口調で「会議を始めましょうか」笑みを浮かべて言います。何事もなかったように… 身近にいたら絶対怖いです。

 

 

カギを握る美人姉妹 今後の展開はどうなるか?

姉の小河原雪子(栗山千明)妹の小河原若葉(橋本環奈)二人に同時に別人を装い接近する主人公。

二人は12年前、事件が起きた慶介の母親が経営する保育園の上階で法律事務所を開いていた小河原達夫(升毅)の娘。この達夫が事件とどう絡んでくるのか?姉妹の兄の存在は?

また二人のどちらかを本気で愛してしまうというストーリーも用意されているようで、そのことが彼の計画に狂いをもたらすのか…?

 

 

今回は書きませんでしたが、他のキャストも見ごたえ充分。今後の展開が楽しみです。

 

 

 

最後までお読みいただき有難うございます。

 

 

 

 

 

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