医者に変人が多いと聞いたことが有りますが、確かに「この人医者に向いてないんじゃないか」という人もいるかもという体験をしました。
めったに風邪さえ引かない私が珍しく高熱を出し、近所の大きめの病院を受診した時のお話です。
患者と目を合わさない医者ってあり得ますか?
まさに変人としか思えない医者に遭遇した時の体験談です。
医者が変人だとは知らずに受診
仕事で喉を酷使するので慢性的に弱いです。「風邪かな?」と思う時は大抵喉から来ます。その日はなんとか仕事を終えましたが、喉の痛みが半端なくいつもと違うなと感じてました。
案の定、夜9時ころから焼け付くような喉の痛みとガンガンする頭で、とても起きていられない状況に。ただ横になっても痛みが和らぐわけではありません。
同じようなタイプの方はご存知かもしれませんが、普段私のようにあまり熱が出ないタイプは熱に慣れていないので39度を超えると歩くのもおぼつかないほどフラフラに… 目も回ります。
とにかく明日の朝一番に病院へ行こうと思いました。
その病院は家から近い中では一番大きいところ
救急車が急患を運び入れる救急指定の病院でもありました。普段医者にかかることがあまり無い私は、この喉の痛みは尋常ではないので、よく検査してもらおうと大きめのこちらにしたのです。
昨夜から何も食べられず、水さえのめませんでした。唾液を飲み込むだけで飛び上がるほど痛いのです。「針千本飲ま~す」そのまま当てはまるほどの痛さ、チクチクなんて生易しいものではありません。
とにかく早く痛みを和らげて欲しかった…
なかなか始まらない診療
診療の始まる前から早めに行って待っていたのに、9時になっても診療が始まる気配は有りません。周りを見渡しても、待っておられる患者さんはお歳を召した方が多く、皆様顔見知りのようで、特に時間を気にすることもなく和やかに過ごしていらっしゃる様子…
私だけ顔面蒼白で祈るように診療待ちしていました。
内科で受け付けしてもらってからそろそろ2時間も経とうかという時になって、何やら騒々しい足音が。バタバタと白衣の人が走って来たかと思うと診察室に飛び込んで行きました。その様子は、小学生が授業に遅れそうになって急いで教室に駆け込むような感じです。
そこから10分ほどしてやっと名前を呼ばれました。
やはり先程のバタバタの人が先生なんだ… ちょっと嫌な予感…
とにかく痛みを堪えて、症状を話しました。今まで経験したこともない程のひどい痛みであることを訴えました。
患者の目を見ない、いや顔さえ見ようとしない医者
私が話している間、先生は目の焦点が合ってない表情で、しばらく聞いてました。事前に測った熱や基本的な情報には目を通しているようですが、とにかくこちらの顔、目を見ようとしません。対人恐怖症?と思いたくなるほど見事に私と目が合うことはありませんでした。
そして「口を開けて」と言われ、やっと見てもらえるのかとほっとしたのも束の間…
よくお医者さんが喉の具合を見る時に、口中に差し入れる器具が有りますよね。右手にそれを持った先生は、私が口を開けるのとほぼ同時にその器具を差し入れ、同時に「はいいいです」
え? え? え~? おわり~?!
「薬出しますので、はいもう結構です。」
いやいや だって一瞬過ぎて見えてないでしょ? どんな名医だって、動体視力の良い人だって、今のタイミングでしっかり患部を見る事なんて出来ないでしょう!!
そばに立っていた看護師が先生の顔色を窺いながら、私を急き立てようとしますが、これだけ待たされて、診療は一瞬?私が必死に訴えたことへの答えは?
納得いかなくて「あの、今までにないくらいの痛みで水も飲めないくらいなんです。」となおも言う私に 「でも昨日から何も飲んでない訳じゃないでしょう?」若干むっとした表情で言い返されました。そりゃ熱有るんだから痛み堪えて水分はとりましたよ。痛くたって喉もかわきますからね。
医者の横柄過ぎる態度に困惑
単なる風邪ということなのでしょうか。めったに高熱など出ない人間としては、どうしても気になるし、痛みがひどいので、出来るだけ即効でこの痛みだけでも緩和して欲しかったのです。
素人考えですが、抗生剤などの点滴か何かしてもらえるのではと思っていたのでした。
結局診察室の外へ誘導され、その前の椅子に座り看護師の指示を待つことに…
しばらく待っているといつの間にか11時に… 疲れた… 喉痛い…
診療を終えた医者の唖然とする言葉
そこへまたバタバタとせわしい足音がして顔を上げると、例の先生が診察室から走り出てきて廊下の向こうに消えて行きました。その時耳を疑うような言葉を残して行きました。
「あ~終わった終わった♪」 子どもか!
患者が廊下の椅子に座って聞こえてるのに、配慮と秩序が無いですよね。
開いた口が塞がりませんでした。そもそも病院の廊下は走るべきではないですよね。
結局ここで処方された薬を3日間飲みましたが、症状はひどくなるばかりで、すぐに耳鼻科に行きなおしました。熱は確かに治まりましたが、喉は治らず痛いままでしたから。
事情を話し、処方された薬の明細を見せて、新たに処方してもらった薬を飲んで、なんとか治まりました。
最後に
確かにどこの病院でも初めから強い作用の薬を出さないでしょう。段階を踏んで症状を見て徐々に効果の強いものへというのがセオリーだと思います。
でも今回の方のように、患者の顔も目も見ない。診察は一瞬。たいした説明もなし。
こんな対応では、こちらの話がちゃんと伝わってるのか不安になりますよね。
結果苦しい症状は長引き、仕事も余分に休まざるをえませんでした。
医者に対しては100%の信頼を感じたいものですが、残念ながらこういった「変人?」とも思える医者もいるということですね。
普段から、信頼のおけるお医者様を見つけておくことが大事だなと痛感した出来事でした。
最後までお読みいただき有難うございます。
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