こうのとり(宇宙ステーション補給機)7号機へ搭載された真空二重断熱容器に、炊飯器でお馴染みのタイガー魔法瓶が共同開発で携わっていたんですね。
初めてニュースで見た時、「へ~」と驚いた反面、「何で~?」と思いました。
私達にとっては身近過ぎて、宇宙に結びつかない… 私だけかもしれませんが。(笑)
あのJAXAからはどんな形でタイガー魔法瓶にアプローチが有ったのでしょうか?
以前から何かしら提携していたの?
ちちんぷいぷいでそのあたり、ちょっとした特集をしていましたのでご紹介。
JAXAからタイガー魔法瓶へのコンタクトは?
JAXA(宇宙航空研究開発機構)からは、突然、タイガー魔法瓶の産業機器のホームページにメールが来たそうです。
「メール」って意外!
担当者の方がちちんぷいぷいのインタビューに答えていました。
番組出演者も驚いていたようです。
出演者からは、
「なんか突然過ぎていたずらって思いませんでしたか?」
なんて質問が飛んでいましたが、
「そう思いました。(笑)」
気さくでにこやかな方です。
大気圏突入の高温に耐える機器の技術を探していたJAXAが日本の高い魔法瓶の技術に目を付けたわけですね。
意外にも3人で担当しているという担当者の言葉に、出演者からはこんな質問が。
「JAXAからの真空二重断熱容器の依頼ということで、従来とは違う特別なものを開発したのですか? また実験などは行ったんですか?」
担当者3人と少ない気がするのでそんな質問になったのでしょうか。事が事だけに大プロジェクトって勝手に想像してました。
担当者のお返事は
「基本的な仕組みは普段作っている魔法瓶と同じです。実験はしていません。」
会社としての最高レベルのものを先方に渡して、後はそれをもとにJAXAで必要な形に完成させて下さい的なスタンスだったようです。
ただ、重量や強度については制限が有り、かなり大変だったようです。
実験はしていないとのことですが、例えば、ステンレスを厚くすれば強度は増すが、重量オーバーになってしまうので、強度と重量の制限をどちらも可能にしなければいけなかったそうです。
改めて、日本の技術って凄いんだなと思いました。
ちなみに、タイガー魔法瓶は、
本社 大阪府門真市
設立 1923年2月
事業内容 魔法瓶の他、アウトドア用品や環境快適製品など生活用品等
といった会社です。
日々何気なく使っている炊飯器やお弁当のジャーなど、当たり前に感じてましたが、宇宙事業にも通用する技術なんですね。
素敵なニュースだったと思います。
最後までお読みいただき有難うございます。
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